現在使っているスマートフォンを他社へ乗り換えてそのまま使い続けたいけれど、手続きが難しそうで不安に感じていませんか。
「SIMロック解除」という専門用語を聞くと、自分にできるのか、どんなトラブルがあるのか身構えてしまう方も多いはずです。
結論、SIMロック解除とは購入元のキャリアに設定された通信制限をなくし、どの通信事業者のSIMでも利用可能な状態にすることです。
ただし、解除前には端末の対応バンドやデータのバックアップを確認しておかないと、思わぬ通信トラブルやデータ消失につながる注意点もあります。
本記事では、SIMロック解除のメリットや注意点から必要性の確認手順、具体的な手続き方法まで詳しく解説します。
内容を正しく理解し、ぜひスムーズにお手続きを進めてみてください。
SIMロックを解除するメリット
SIMロックを解除することで、端末の利用範囲や活用の幅が大幅に広がります。
現在お使いのスマートフォンを買い替えることなく、よりお得な通信環境へ移行できるのが最大の魅力です。
具体的なメリットを把握し、手続きを進めるかどうかの判断材料にしてください。
1. 格安SIMや他社キャリアへ自由に乗り換えられる
SIMロックを解除すれば、現在の端末のまま月額料金が安い格安SIMや他社キャリアへ移行できます。
端末を新しく買い直す必要がないため、初期費用を大幅に抑えて毎月の通信費を見直すことが可能です。
通信プランの選択肢が格段に広がり、自分に最適な回線を選びやすくなります。
2. 海外現地のSIMカードが利用できるようになる
海外渡航時に、現地で購入したプリペイドSIMカードを差し込んで通信できるようになります。
日本国内キャリアの海外ローミングプランを利用するよりも、通信費を大幅に節約できるケースが多く重宝します。
渡航前に解除を済ませておくことで、現地到着後もすぐに快適なインターネット環境を確保できます。
3. 端末売却時の査定額が高くなりやすい
将来的にスマートフォンを中古買取店やフリマアプリで売却する際、SIMロック解除済み端末は査定額が高くなる傾向にあります。
どの携帯会社のSIMでも、すぐに通信できる端末は購入希望者が多く需要が高いためです。
機種変更などで端末を手放す予定があるなら、あらかじめ解除しておいて損はありません。
SIMロックを解除する際のデメリット・注意点
SIMロック解除には多くのメリットがある一方、事前に把握しておくべき注意点も存在します。
場合によっては解除ができなかったり、通信トラブルが起きたりすることもあります。
安全に手続きを進めるために、以下のポイントを必ず確認しておきましょう。
注意点①:端末内に保存されているデータが変化・消失するリスク
SIMロック解除の処理に伴い、端末内に保存された写真や連絡先などのデータが変化・消失する恐れがあります。
通信キャリア側ではデータ消失に関する補償を行っていないため、自己責任での管理が求められます。
手続きを行う前には、パソコンやクラウドサービスへ必ずバックアップを取っておきましょう。
注意点②:乗り換え先の対応周波数帯(バンド)が合わない場合がある
端末と乗り換え先キャリアの周波数帯(バンド)が一致していないと、電波をうまく拾えない場合があります。
対応する周波数が合わない場合、エリア外になったり通信速度が低下したりするリスクも。
各キャリアの公式サイトで公開されている「対応周波数帯一覧」を確認し、適合しているか確かめておきましょう。
注意点③:ネットワーク利用制限や滞納がある端末は解除できない
端末代金の支払いが滞っていたり、ネットワーク利用制限がかかっていたりする端末は解除手続きができません。
また、水濡れや画面割れなどの大きな故障がある場合も、修理完了後でなければ受付不可となるケースがあります。
ご自身の端末が正常な利用状態にあるかどうか、事前にキャリアのアカウント情報等で確認してください。
注意点④:一度解除すると元のSIMロック状態には戻せない
一度SIMロック解除の手続きを完了させると、再度SIMロックがかかった状態へ戻すことはできません。
基本的にはロックを戻す必要性はありませんが、元に戻らない仕様であることはあらかじめ理解しておきましょう。
仕様を納得したうえで、次の確認や手続きのステップへ進むようにしてください。
SIMロック解除が必要な端末の確認方法
すべてのスマートフォンでSIMロック解除の手続きが必要なわけではありません。
端末の購入時期や現在の設定状態によって、すでに制限がないケースも多く存在します。
まずは、ご自身の端末が解除対象かどうかを事前に確認することが大切です。
発売時期による違い(2021年10月以降の端末など)
2021年10月1日以降に新たに発売されたスマートフォンは、原則としてSIMロックが設定されていないため解除手続きは不要です。
一方で、2021年9月以前に発売・購入された端末に関しては、SIMロックが設定されている可能性があります。
過去の機種を継続して使っている場合や、中古端末を利用している場合は発売時期を事前に確認しておきましょう。
iPhoneでの確認手順
iPhoneをお使いの場合は、端末本体の設定画面から手軽に状況を確認できます。
「設定」アプリを開き、「一般」から「情報」を選択して「SIMロック」の項目をチェックしてください。
「SIMロックなし」と表示されていれば解除済みであり、それ以外の表示であれば解除手続きが必要です。
Androidでの確認手順
Android端末の場合は、設定アプリの「端末情報」などからSIMステータスを確認するのが一般的です。
「SIMカードの状態」や「ステータス」を確認し、「許可」と表示されていれば解除が完了しています。
メーカーやOSのバージョンによって表示項目が異なるため、取扱説明書や各キャリアのサポートページも併せて確認してみましょう。
マイページ(My docomo・My au・My SoftBank等)での確認手順
各通信キャリアの会員向けマイページにログインすることでも、解除の要否を調べられます。
端末の製造番号(IMEI)を入力することで、その端末がロック解除可能かどうかが画面上に表示されます。
解約後であってもWebから確認できる窓口が用意されているため、手元に端末を用意してチェックしてみましょう。
端末のSIMロックを解除する方法
SIMロックの解除は、各キャリアのマイページ(Web)または店舗から行えます。
スムーズに進めるための全体像は以下の通りです。
全体の手順を頭に入れたうえで、ご自身が契約しているキャリアの窓口で手続きを進めましょう。
STEP1 事前準備(IMEIの確認とバックアップ)
手続きを始める前に、端末の製造番号である15桁のIMEI番号を確認して控えておきます。
電話アプリで「*#06#」とダイヤルするか、端末の設定画面から番号を確認できます。
万が一のデータ消失に備えて、クラウドやPCへのバックアップもこの段階で必ず済ませておきましょう。
STEP2 各キャリアのマイページや店舗でお手続き
準備が整ったら、契約中または購入元のキャリア窓口から手続きを行います。
Web手続きであれば24時間いつでも手数料無料で申請できるためおすすめです。
各キャリア別の具体的な手順は以下の通りです。
ドコモ(ahamo含む)での手続き
My docomoまたはahamoのお手続きページへログインし、手続きを進めます。
dアカウントを用意し、画面の案内に沿ってIMEI番号を入力すれば即座に手続きが完了します。
手数料は無料で、ドコモ回線の契約がない場合でもWebから申請可能です。
au(UQ mobile含む)での手続き
My auまたはMy UQ mobileへログインし、「SIMロック解除のお手続き」を選択します。
対象端末を選択、またはIMEI番号を入力して解除の申し込みを行います。
Web手続きは24時間受付となっており、手数料も一切かかりません。
ソフトバンク(ワイモバイル含む)での手続き
My SoftBankまたはMy Y!mobileにログインし、契約管理メニューから手続きを行います。
控えておいたIMEI番号を入力して申請を完了させると、Androidの場合は解除コードが発行されます。
店舗でも受け付けていますが、Webからの手続きなら来店不要かつ無料で完結します。
STEP3 端末本体での利用設定(SIM挿入・設定更新)
キャリア側の手続き完了後、端末本体側で設定を反映させる必要があります。
iPhoneの場合は他社のSIMカードを挿入してWi-Fiに接続し、アクティベーションを実施します。
Androidの場合は他社SIMを挿入後、設定画面の「SIMカードの状態を更新」を実行するか、発行された解除コードを入力してください。
SIMロックについてよくある質問
SIMロック解除に関して、ユーザーから多く寄せられる質問をまとめました。
気になる項目をチェックしてから申し込みを行ってください。
SIMロック解除の手数料はいくらですか?
現在、各キャリアのWebサイトや店舗から申し込む場合の手数料は原則として無料です。
過去には店頭手続きで3,300円などの事務手数料が発生することもありましたが、ガイドラインの見直し等により無料化されています。
余計な出費を抑えたい方は、いつでも手軽に手続きできるオンライン窓口を利用しましょう。
解約済みの端末や中古端末でもSIMロック解除できますか?
回線契約をすでに解約した端末や、中古店・知人から譲り受けた端末でも解除可能です。
各キャリアの専用Webページから、端末のIMEI番号と指定のログイン情報を入力して手続きを行えます。
ただし、ネットワーク利用制限がかかっている端末は受付できないため注意が必要です。
解除コードが届かない・わからない場合はどうすればいいですか?
Android端末をWebで手続きした場合、完了画面やマイページの手続き履歴に解除コードが表示されます。
見当たらない場合は、各キャリアのマイページにある手続き履歴から再確認してみてください。
なお、iPhoneやGoogle Pixelなどの一部端末ではコード入力自体が不要となっています。
まとめ:SIMロックを解除してお気に入りのスマホで自由でお得なスマホライフを手に入れよう
SIMロック解除を行えば、端末を買い換えることなくお好みの格安SIMや他社プランへ自由に移行できるようになります。
- 2021年10月以降に発売された端末は原則SIMロック解除が不要
- 解除手続きは各キャリアのWebマイページから行えば手数料無料
- 手続き前には必ず大切なデータのバックアップと周波数帯の確認を行う
- 端末に故障や支払いの滞納、利用制限がないかを事前にチェックする
まずはご自身のスマホのSIMロック状態をマイページや設定から確認し、通信費の見直しに向けた第一歩を踏み出してみましょう。








