スマートフォンの普及に伴い、通信障害への備えや通信費の節約を目的に「サブ回線」を導入する方が急増しています。

1台のスマホに2つの回線を入れて使い分けるデュアルSIMを活用すれば、日常の利便性や安心感を大幅に向上させることが可能です。

本記事では、サブ回線の基礎知識から失敗しない選び方、おすすめの組み合わせ、実際の初期設定や日々の活用テクニックまでを1つの記事で網羅してわかりやすく解説します。

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  1. スマホのサブ回線(デュアルSIM)とは?基礎知識と仕組み
    1. 1台のスマホで2つの回線を使える「デュアルSIM」の基本
    2. 契約前に知っておきたいサブ回線の電話番号
    3. サブ回線が「必要な人」と「不要な人」のチェックリスト
  2. サブ回線を導入する4つのメリット
    1. 1. 万が一の通信障害でも電波が途切れない(リスク分散)
    2. 2. メイン回線のギガ不足を安く補える(通信費の節約)
    3. 3. 仕事用・プライベート用で電話番号を使い分けられる
    4. 4. 場所やエリアに応じて繋がりやすい電波を選べる
  3. 失敗しないサブ回線の選び方とおすすめ比較【2026年最新】
    1. 【大前提】メイン回線とは異なるキャリア網を選ぶ
    2. 【初めてのサブ回線におすすめ】基本料0円から使える「povo 2.0」
    3. 【通話・データ無制限】Rakuten Linkで通話料も無料になる「楽天モバイル」
    4. 【LINE使い放題】高品質回線で家族連絡も安心な「LINEMO」
    5. 【月額290円〜】ドコモ回線を格安でバックアップできる「日本通信SIM / HISモバイル」
  4. 【キャリア別】メイン回線×サブ回線の最強組み合わせ
    1. ドコモ / ahamoユーザーにおすすめのサブ回線(povo・LINEMO)
    2. au / UQモバイルユーザーにおすすめのサブ回線(LINEMO・日本通信SIM)
    3. ソフトバンク / ワイモバイルユーザーにおすすめのサブ回線(povo・楽天モバイル)
    4. 楽天モバイルユーザーにおすすめのサブ回線(povo 2.0)
  5. サブ回線の申し込みからeSIM初期設定までの簡単4ステップ
    1. ステップ1:対応端末の確認と準備物(本人確認書類・決済手段)
    2. ステップ2:公式サイトから「新規契約」でeSIMを申し込む
    3. ステップ3:iPhone / AndroidでのeSIM開通・プロファイル設定
    4. ステップ4:主回線・副回線の名称設定と優先回線の指定
  6. 日常生活で使いこなす!サブ回線の実践運用テクニック&トラブル対処法
    1. 通信障害・圏外時にサッと回線を切り替える操作手順
    2. 着信・発信時の電話番号の識別と使い分け
    3. SMS認証が届かない・使えないときの確認ポイント
    4. バッテリー持ちを良くするおすすめのデュアルSIM節電設定
  7. まとめ:サブ回線を1本追加して安心&お得なスマホ生活を始めよう

スマホのサブ回線(デュアルSIM)とは?基礎知識と仕組み

スマホのサブ回線とは、メインで普段使っている携帯会社に加えて、予備や補助として追加契約する2本目の通信回線のことです。

以前のように端末を2台持ち歩く必要はなく、1台のスマートフォンの中で2つの回線を同時に管理・利用できる環境が整っています。

1台のスマホで2つの回線を使える「デュアルSIM」の基本

デュアルSIMとは、1台のスマートフォンに2種類のSIM(通信契約)をセットして同時に通信待受ができる機能のことです。

従来の「物理SIMカード」に加えて、スマホ本体にあらかじめ内蔵されたチップへ契約情報を書き込む「eSIM」の普及により、誰でも手軽に2回線運用を始められるようになりました。

  • 物理SIM+物理SIM:主に一部のAndroid端末で対応しているスロット構成です。
  • 物理SIM+eSIM:iPhoneや多くのAndroid端末で主流となっている扱いやすい構成です。
  • eSIM+eSIM:近年のiPhoneや最新機種で利用できる、カードの差し替えが一切不要な構成です。

このように端末の仕様に応じた組み合わせを選ぶことで、物理的なカードの差し替えなしに素早く回線を追加できます。

ご自身の端末がどのSIM形状に対応しているかを事前に確認しておくことがスムーズな導入の第一歩です。

契約前に知っておきたいサブ回線の電話番号

サブ回線を追加する際、原則として「新しい電話番号がもう1つ発行」されます。

既存のメイン回線の電話番号を、そのまま2つの回線で共有することは基本的にできません。

SIMの種別電話番号の発行通話機能SMS認証主な用途
音声通話SIMあり
(新規番号)
可能可能・通信障害対策
・仕事用の番号分け
データ専用SIMなし
(または通信用のみ)
不可不可
(一部オプション有)
・ギガの補充
・タブレット利用

「通話は一切使わずネットのギガだけを安く補いたい」という場合は、データ専用プランを選ぶことで月額料金をさらに抑えられます。

ご自身が「2つ目の電話番号を必要としているか」を明確にしてプランを選びましょう。

サブ回線が「必要な人」と「不要な人」のチェックリスト

サブ回線はすべての人に必須というわけではなく、スマホの利用スタイルによって必要性が大きく異なります。

ご自身のライフスタイルと照らし合わせることで、導入すべきかどうかを客観的に判断できます。

サブ回線が必要な人
  • 仕事とプライベートで連絡先を分けたい人
  • 外出先でのキャッシュレス決済や地図(マップ)の利用で通信障害を絶対に避けたい人
  • 月末によくギガ不足になる人
サブ回線が不要な人
  • 自宅のWi-Fi環境がメインで外出先での通信が極端に少ない人
  • 万が一、通信障害が起きて数時間ネットが使えなくても困らない人
  • 毎月の通信費を1円も増やしたくない人

上記のように、外出時の通信依存度が高い方やリスク管理を徹底したい方には、極めて導入価値が高い仕組みです。

ご自身の生活環境において、メリットがコストを上回るか確認してみましょう。

サブ回線を導入する4つのメリット

スマートフォンにサブ回線を追加することで、単一回線では得られないさまざまなメリットを享受できます。

ここでは代表的な4つのメリットを詳しく解説します。

1. 万が一の通信障害でも電波が途切れない(リスク分散)

サブ回線を導入する最大のメリットは、大規模な通信障害が発生した際のリスクヘッジができる点です。

◆メイン回線がドコモ系でサブ回線がau系だった場合

メイン回線が圏外になってしまった場合でも、副回線へデータ通信を切り替えることでLINEでの連絡や地図の確認、QRコード決済をそのまま使い続けることができます。

2. メイン回線のギガ不足を安く補える(通信費の節約)

大手キャリアでデータ容量を追加購入(チャージ)すると、一般的に1GBあたり約1,100円前後と割高に設定されています。

一方で、格安SIMをサブ回線として契約しておけば、1GB〜数GBを数百円程度で手軽に追加調達できます。

◆povo2.0と他社比較した例

上記のように、キャリアによって料金や特徴が違うものの、メイン回線のプランを変更する・オプションに加入するよりも、サブ回線を利用した方が安くなる傾向にあります。

3. 仕事用・プライベート用で電話番号を使い分けられる

音声通話対応のサブ回線を契約すれば、1台の端末で2つの電話番号を同時に持つことができます。

◆2つの電話番号を使っているイメージ図

仕事用の連絡先やネットショッピングの会員登録用としてサブ番号を活用すれば、プライベートの電話番号を守ることができ、セキュリティ面でも安心です。

4. 場所やエリアに応じて繋がりやすい電波を選べる

日本国内のモバイル通信網は、キャリアごとに得意なエリアや電波が届きにくいスポット(山間部、地下、特定の建物内など)が存在します。

異なるキャリアの回線を2本持っていれば、メインが圏外や微弱電波になった場所でも、もう一方の回線に切り替えて快適な通信環境を維持できます。

失敗しないサブ回線の選び方とおすすめ比較【2026年最新】

サブ回線のサービスを選ぶ際は、利用目的に合わせて月額料金や維持条件をしっかりと確認することが大切です。

ここでは失敗しない選び方の鉄則と、サブ回線として高い人気を誇るおすすめサービスを比較・紹介します。

【大前提】メイン回線とは異なるキャリア網を選ぶ

通信障害対策としてサブ回線を選ぶ場合は、必ずメイン回線と異なる通信網(ドコモ・au・ソフトバンク・楽天)を組み合わせる必要があります。

メインと同じ通信網の格安SIMを選んでしまうと、親元の回線設備で障害が起きた際に両方とも同時に使えなくなってしまうためです。

サービス名提供元の通信網基本月額料金おすすめの用途・特徴
povo 2.0au0円〜
(都度トッピング)
最安維持、通信障害用の予備回線
楽天モバイル楽天
(+一部au)
1,078円〜3,278円データ無制限、専用アプリで通話無料
LINEMOソフトバンク990円〜LINE使い放題、高品質通信
日本通信SIMドコモ290円〜ドコモ網の格安バックアップ

上記のように、各サービスで回線網や特徴が大きく異なりますので、自身のメイン回線と重複しない事業者を選ぶようにしましょう。

【初めてのサブ回線におすすめ】基本料0円から使える「povo 2.0」

画像引用元:povo2.0公式サイト

povo 2.0は基本料0円で回線を保持でき、必要な時だけデータ容量(トッピング)を購入するシステムを採用しているため、サブ回線として最も人気があります。

通信障害対策として、普段はできるだけ費用をかけずに置いておきたい方に最適です。

一方で、トッピング未購入時は通信速度が最大128kbpsに制限される、180日間以上トッピング(有料)が無いと利用停止になるといったデメリットもあります。

ただし、トッピングの購入期限さえカレンダー等で管理しておけば年間数百円〜千円程度で運用できるため、初めてのサブ回線に最もおすすめです。

【通話・データ無制限】Rakuten Linkで通話料も無料になる「楽天モバイル」

画像引用元:楽天モバイル公式サイト

楽天モバイルは、3GBまで月額1,078円、どれだけデータを使っても月額3,278円で頭打ちになる柔軟な料金設計が魅力です。

月間データ利用量Rakuten最強プラン
(通常・音声SIM)
Rakuten最強プラン
(データタイプ)
Rakuten最強U-NEXT
(通信無制限+U-NEXT)
〜 3GB1,078円1,078円4,268円
(定額・無制限)
3GB超 〜 20GB2,178円2,178円
20GB超 〜 無制限3,278円3,278円
回線種別・特徴音声通話+データ通信
(Rakuten Link対応)
データ通信専用
(通話・Link非対応)
音声通話+ギガ無制限
+U-NEXT見放題

専用アプリ「Rakuten Link」を使用すれば国内通話が無料でかけ放題になるため、通話専用のサブ回線としても強力な選択肢となります。

【LINE使い放題】高品質回線で家族連絡も安心な「LINEMO」

画像引用元:LINEMO公式サイト

LINEMOはソフトバンクの高品質な自社回線をそのまま利用でき、月額990円から利用可能です。

プラン名LINEMOベストプランLINEMOベストプランV
月額基本料
(税込)
~3GB:990円
3GB超~10GB:2,090円
~30GB:2,970円
通話料22円 / 30秒1回5分以内の国内通話無料
LINEギガフリー対応対応
こんな人におすすめ普段はサブ回線を安く維持したい方サブ回線でもたっぷり通信・通話したい方

LINEアプリのトークや音声・ビデオ通話によるギガ消費がゼロになる「LINEギガフリー」が付帯しているため、万が一の災害や障害時にも家族との連絡手段を確実に確保できます。

【月額290円〜】ドコモ回線を格安でバックアップできる「日本通信SIM / HISモバイル」

画像引用元:日本通信SIM公式サイト
画像引用元:HISモバイル公式サイト

メイン回線がauやソフトバンク系の場合、ドコモ回線のバックアップとして「日本通信SIM(合理的シンプル290プラン)」や「HISモバイル」が適しています。

月額290円という超低価格から維持でき、使った分だけ1GB単位で安価にデータが追加されるため、固定費を抑えたい方にぴったりです。

【キャリア別】メイン回線×サブ回線の最強組み合わせ

デュアルSIMを最大限に活かすためには、メイン回線に応じた最適な組み合わせを選択することが重要です。

ここでは主要キャリア別の推奨パターンを解説します。

ドコモ / ahamoユーザーにおすすめのサブ回線(povo・LINEMO)

ドコモやahamoをメインでお使いの方には、au網の「povo 2.0」またはソフトバンク網の「LINEMO」が最適です。

ドコモ網の通信障害時に完全に別系統のネットワークへ切り替えられるため、安心感が格段に高まります。

au / UQモバイルユーザーにおすすめのサブ回線(LINEMO・日本通信SIM)

auやUQモバイルを利用している場合は、ソフトバンク網の「LINEMO」やドコモ網の「日本通信SIM」の組み合わせが推奨されます。

都市部から郊外まで安定した通信を確保でき、電波の死角を相互に補完できます。

ソフトバンク / ワイモバイルユーザーにおすすめのサブ回線(povo・楽天モバイル)

ソフトバンクやワイモバイルのユーザーには、維持費のかからない「povo 2.0」やデータ無制限で使える「楽天モバイル」が適しています。

普段はソフトバンクの安定通信を使いつつ、必要に応じて安価に大容量通信やバックアップを確保できる構成です。

楽天モバイルユーザーにおすすめのサブ回線(povo 2.0)

楽天モバイルをメインに据えている方は、基本料0円の「povo 2.0」をサブ回線に持つのが最も安価な組み合わせとして人気です。

ただ、トッピングが面倒な方やau回線以外の通信手段を使いたい方は、ソフトバンク網の「LINEMO」やドコモ網の「日本通信SIM」と組み合わせると安心できます。

サブ回線の申し込みからeSIM初期設定までの簡単4ステップ

サブ回線の導入は、eSIMを選択すれば店舗に行かず自宅で即日完了します。

ここでは申し込みから初期設定までの具体的な4つのステップを解説します。

ステップ1:対応端末の確認と準備物(本人確認書類・決済手段)

まずは、手持ちのスマートフォンがデュアルSIMおよびeSIMに対応しているか公式サイト等で確認しましょう。

合わせて、運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類と、支払いに必要なクレジットカードを手元に用意します。

ステップ2:公式サイトから「新規契約」でeSIMを申し込む

契約先の公式サイトから申し込み手続きを進めます。

この際、現在の電話番号を引き継ぐ「他社から乗り換え(MNP)」を選んでしまうとメイン回線が解約されてしまうため、必ず「新規契約(新しい電話番号)」を選択してください。

ステップ3:iPhone / AndroidでのeSIM開通・プロファイル設定

審査完了後に届く案内メールに従い、端末にeSIMプロファイルをインストールします。

iPhoneの場合は設定画面に表示される通知をタップして進めるか、QRコードを読み取るだけで数分でプロファイルが追加されます。

  1. iPhone:『設定』>『モバイル通信』>『eSIMを追加』を選択し、指示に従って登録します。
  2. Android:『設定』>『ネットワークとインターネット』>『SIM』からeSIMを追加します。

画面の案内に沿って進めるだけで、自動的に設定が完了します。

その後、端末を再起動することでアンテナピクトが2本表示されるようになります。

ステップ4:主回線・副回線の名称設定と優先回線の指定

eSIMが追加されたら、回線の識別名を「主回線」「副回線(またはpovoやLINEMO等)」とわかりやすく変更しましょう。

普段のデータ通信に使用する回線と、デフォルトの発信通話に使用する回線をそれぞれ指定すれば設定完了です。

日常生活で使いこなす!サブ回線の実践運用テクニック&トラブル対処法

サブ回線を開通させた後は、日々の生活でスムーズに使いこなすための運用テクニックを覚えておきましょう。

通信障害・圏外時にサッと回線を切り替える操作手順

メイン回線が圏外になった際は、スマホの設定画面から「モバイルデータ通信」の項目を開き、通信を行う回線をサブ回線側へ切り替えます。

10秒ほどで通信網が切り替わり、即座にインターネット通信が復旧します。

着信・発信時の電話番号の識別と使い分け

着信時は画面上に「主回線」「副回線」のどちら宛てにかかってきたかが表示されるため、一目で識別が可能です。

自分から電話をかける際も、キーパッド画面の上部で発信元の電話番号をワンタップで切り替えて発信できます。

SMS認証が届かない・使えないときの確認ポイント

各種Webサービスやアプリの2段階認証(SMS)が届かない場合、端末のSMS送受信設定が意図しない回線に向いている可能性があります。

認証コードの送信先に、指定した電話番号の回線が正しく「有効(オン)」になっているかを設定画面で確認しましょう。

バッテリー持ちを良くするおすすめのデュアルSIM節電設定

2つの回線を同時に待機させると、電波を探す処理が増えるためバッテリー消費が通常よりわずかに早くなります。

電池持ちを優先したい場合は、端末設定で不要な5G通信を「4G固定」にするか、サブ回線を全く使わない日常時は副回線の通信を一時的にオフにしておくのが有効です。

まとめ:サブ回線を1本追加して安心&お得なスマホ生活を始めよう

1台のスマートフォンにサブ回線を追加するデュアルSIM運用は、通信障害への備えだけでなく、通信費の節約やプライベートの番号管理など多くのメリットをもたらします。

基本料0円で維持できるpovo 2.0などを選べば、余計な固定費をかけることなく気軽に導入可能です。

本記事の手順を参考に、ぜひあなたに最適なサブ回線を選んで、快適で安心なスマホライフをスタートさせてみてください。

編集部

サブ回線と聞くと難しく感じられるかもしれませんが、実際に設定してみると「月額数百円(あるいは普段は0円)で強烈な安心感が手に入る」非常にコスパの良い仕組みです。

万が一の通信障害で「家族と連絡が取れない」「仕事の連絡が返せない」と焦る前に、ぜひ自分に合ったサブ回線の準備を始めてみてくださいね!