• 通信障害対策としてpovo 2.0をサブ回線にしたいけれど、実際の使い勝手はどうなの?
  • トッピング無しの128kbpsって、PayPayやLINEはまともに動くの?

基本料0円で維持できる圧倒的な手軽さから、サブ回線(デュアルSIM)の筆頭候補として人気の高い「povo 2.0(ポヴォ)」。

しかし、ネットや知恵袋で検索すると「後悔した」「128kbpsが遅すぎて使えない」といった口コミも目立ちます。

この記事では、povo 2.0を実際にサブ回線として運用して見えた7つのデメリット・注意点を、実測検証データを交えて徹底解説します。

povoをサブ回線にすると後悔?知っておくべき7つのデメリット・注意点

povo 2.0をサブ回線にする際、契約前に必ず知っておくべきデメリットと注意点は以下の7つです。

1. トッピングなし(0円状態/128kbps)だとほぼ何も表示されない

povo 2.0はデータを購入(トッピング)していない状態だと、最大通信速度が「128kbps」に制限されます。

「128kbpsでもテキストのやり取りくらいならできるでしょ?」と思われがちですが、現代の画像やコードが重いアプリやWEBサイトでは想像以上に何も動きません

当メディアで「128kbps状態のpovo」を使い、日常アプリが起動・表示されるまでの秒数を実際にで計測しました。

【実測検証】128kbps(トッピングなし)でのアプリ動作テスト

 利用アプリ・機能 表示・読み込み完了までの時間 リアルな使用感・評価
 FeliCa決済
(楽天Edy)
約1秒○ 問題なく送信・受信できる
 LINE
(テキスト送信)
約2〜3秒○ 問題なく送信・受信できる
 LINE
(スタンプ・画像送信)
約15〜30秒△ かなり待たされる
 PayPay
(決済バーコード表示)
約20〜45秒△ 会計前に立ち上げ必須
 Googleマップ
(現在地表示・ナビ)
1分以上(またはエラー)✕ 地図画像が読み込めず白画面のまま
 WEBサイト
(Yahoo!等トップ表示)
約30秒〜1分✕ 崩れたテキストが少しずつ出る程度
 YouTube
(動画再生)
再生不可✕ 最低画質(144p)でも止まり続ける

トッピングなしの0円状態では、「FeliCa決済」と「LINEの文字テキスト送受信」以外の用途はほぼ使いものになりません

レジ前でPayPayを出そうとしても読み込みエラーになるため、「緊急時にすぐ使える万能な回線」として過信するのは危険です。

2. 180日間トッピング未購入だと「利用停止・契約解除」になる

povo 2.0は基本料0円ですが、完全放置で永久に0円維持できるわけではありません

最後に有料トッピングを購入した日(または利用開始日)」から180日以上トッピングの購入がない場合、順次利用停止・契約解除(自動強制解約)になります。

放置していると、ある日突然に「長期間トッピング未購入による利用停止予告」という件名のメールが届きます。

◆長期間トッピング未購入による利用停止予告の実際のメール

これを無視すると電話番号自体が消失してしまうため、半年に1回は最安トッピング(例:smash.使い放題パック220円など)を購入して期限を更新する管理の手間が発生します。

3. ギガが必要になるたびにアプリで購入する手間がかかる

他の格安SIMのように「毎月自動で3GBが付与される」という仕組みではないため、データ通信を行いたい時はその都度「povo2.0アプリ」を開いてトッピングを購入する必要があります。

画像引用元:povo2.0公式アプリ

ギガが切れたらアプリを開いて購入ボタンを押す、というワンステップを面倒に感じる方にはストレスとなるでしょう。

4. 障害発生時はWi-Fi環境がないとアプリでトッピング購入がしづらい

ここがサブ回線運用における最大の落とし穴です。

メイン回線が通信障害で完全に圏外になり、外出先でWi-Fiもない場所でpovoに切り替えたとします。

この時、povoはトッピングなし(128kbps)の状態です。

128kbpsの超低速通信のまま「povo2.0アプリ」を起動してトッピングを購入しようとすると、アプリの決済画面の読み込みに数分かかったり、エラーで弾かれたりすることがあります。

また、povo2.0のアプリ自体は128kbpsでも購入できるように設計されていますが、混雑時や電波が弱い場所では購入画面が開かず焦るケースがあります。

5. 口座振替が使えずクレジットカード決済が基本

povo 2.0の支払い方法は、原則としてクレジットカード(または一部のペイディ等)のみです。

銀行口座からの引き落とし(口座振替)には対応していません。

クレジットカードを持っていない方や、口座振替でサブ回線を維持したい方にはデメリットとなります。

6. 店頭サポートがなく、チャットサポートのみ

povoはau(KDDI)のオンライン専用ブランドであるため、auショップやUQスポットなどの実店舗に行っても申し込みや設定のサポートをしてくれません

不具合や問い合わせはすべて「WEBチャットサポート」での対応となるため、スマホの操作に不慣れな初心者の方は自力で解決するハードルがやや高めです。

7. 物理SIMの場合、発行・郵送に数日かかる(eSIMなら即日)

SIMカード(物理SIM)で申し込んだ場合、自宅に配送されるまで2〜3日程度の郵送期間がかかります。

「今すぐ通信障害対策としてサブ回線を開通させたい!」という場合は、数分〜数時間で開通できるeSIM(イーシム)で申し込む必要があります。

それでもpovoがサブ回線人気No.1である4つのメリット

数々の注意点をお伝えしましたが、それでもなおpovo 2.0がサブ回線として圧倒的に支持されているのには明確な理由があります。

1. コラボトッピング利用で実質0円維持が可能

最大の強みは、やはり使わない月は0円という圧倒的なコストパフォーマンスです。

半年に1回220円〜330円のトッピングを買うだけで維持できるため、年間コストは約440円〜660円(月換算で約37円〜)

他社の格安SIM(月額300円〜990円)と比較しても、予備回線としての固定費の安さは群を抜いています。

また、「DMM.com」や「ローソン」との「コラボトッピング」を利用すれば、実質0円で運用も可能です。

画像引用元:povo2.0公式アプリ

普段からどちらかのサービスを利用している方であれば、180日のトッピング未購入のデメリットは無いに等しいと言えます。

2. 「24時間データ使い放題(330円)」が緊急時に最強

主回線で通信障害が起きた際や、旅行・出張・テザリングで大量のギガが必要になった際、330円で24時間(実質最大48時間※)データ使い放題になるトッピングが非常に強力です。

※当日の購入時間帯によっては、翌日の23:59まで利用できるため実質2日間使い放題になります。

3. auの高品質な5G/4G通信網がそのまま使える

データトッピングは必要ですが、povo2.0はau本家と同等の高速な通信品質で通信が可能です。

格安SIM(MVNO)のように昼間やお昼休みに極端に遅くなることがないため、ストレスなく利用できます。

4. eSIM対応で申込みから即日開通できる

povo2.0は音声通話付きプランとデータ専用プランの2種類がありますが、どちらもeSIMに対応しています。

そのため、お使いのスマホがeSIMに対応していれば、WEBから申し込んで本人確認(eKYC)を済ませるだけで最短数十分でサブ回線を即時開通できます。

povoをサブ回線にするのが「向いている人」と「やめておくべき人」

検証結果を踏まえ、povo 2.0をサブ回線にするべき人と、別の格安SIMを選んだ方が良い人を整理しました。

サブ回線にpovo2.0が向いている人
  • 通信障害時の保険として、とにかく安く(0円近くで)維持したい人
  • 半年に1回のトッピング購入(180日ルール)をカレンダー等で管理できる人
  • メイン回線がドコモやソフトバンク、楽天モバイルの人(au回線で冗長化)
  • 必要な時だけ「24時間データ使い放題(330円)」をスポットで使いたい人
サブ回線にpovo2.0が向いていない人
  • 定期的なトッピング管理が面倒・完全放置で維持したい人
    →毎月自動で1GB使えて放置できる「日本通信SIM(月額290円)」がおすすめ
  • トッピングなし(0円状態)で常時LINEやSNSをスムーズに使いたい人
    →LINEがギガ消費ゼロで使える「LINEMO(月額990円)」がおすすめ

まとめ:デメリットを理解していればpovoは最高のサブ回線!

povo 2.0をサブ回線にするデメリットとリアルな使用感をまとめます。

povo2.0をサブ回線にするためのポイント
  1. トッピングなし(128kbps)はLINEテキスト程度しか使えない(実測検証済み)
  2. 180日ルール(半年に1回の購入)の管理が必要
  3. デメリットを理解した上で「保険」として持っておくならコスパ最強のサブ回線!

180日ルールの管理さえできれば、年間約500円で最強のバックアップ回線が手に入るというのがpovo 2.0です。

povo 2.0をサブ回線として失敗なく申し込み、即日開通させるための全手順は、以下の画像付きマニュアルで詳しく解説しています。

準備中:povo 2.0をサブ回線にする申し込み方法・やり方を画像付きで解説
準備中:povoをサブ回線に設定するやり方!iPhone/AndroidのeSIM開通と切り替え手順

編集部

128kbpsの速度は確かに遅いですが、330円を1回払うだけで一瞬で爆速のau 5G回線に化けます。

このメリハリこそがpovo最大の魅力ですので、ぜひ上手に使いこなしてみてくださいね!